交感神経と副交感神経という2つの自律神経は、丈夫な体作りに大きな役目を果たしています。
自律神経がバランスよく活発に働くことで、免疫力アップや精神的な安定が図れ、危険察知能力も
高くなると言われています。
自立神経の働きをよくするには、毎日規則正しくメリハリのある生活をすることが大切です。例えば、1日のうちの数時間は、外に出てしっかり寒さを感じることで、体を温めようと自律神経が
頑張って働きます。また、外で活発にあそぶと、心拍数もあがり、血の巡りがよくなって体温も上がっていきます。それを調節しようとして、また自律神経が働きます。体に備わっている本来の働きをしっかり経験することで、自律神経の働きは強くなりますし、丈夫な体になることにつながります。
昼間の活動中は主に交感神経が、夜の睡眠中は主に副交感神経が働いています。不規則な生活は、体がどちらの神経を働かせるべきか迷って、どちらも活発に働かなくなってしまい、不安定な体調になってしまうようです。目に見えない自律神経をはぐくむのも、大人の大切な役割といえますね。